昨日、捕れたイノシシ。
内臓だけ取り除いて水に浸けていたのを解体した。
もちろん、解体は初めて。
吊れるようにしてなかったため、水槽をひっくり返してブルーシートを敷いて、
その上で解体。
皮を剥ぐんだけど、なかなか上手く出来ず、皮に脂が残ってしまう。
ま、これは魚と同じで、上手くなるには経験しかないと自分に言い聞かせて作業続行。
皮と身を離して、そのまま皮の上で作業。
吊ってないから、これが衛生面でも良いかなと自分勝手な判断。
4本の足を外したところで、魚と同じように捌くことが出来た。
骨盤部分が違うだけ。
とにかく、捨てるのは皮と頭蓋骨と顎の一部。
見事に肉塊にした。
解体中、お孫ちゃん達が来た。
見せても悪いものでもないんだけど、敢えて見せる必要もないんで、私は留守ってことにして
家の横で作業を続行。
ま、もう少し大きくなったら見せると言うか、一緒に捌かせてやろうと思う。
私が獣を捕って殺して食べる行為に対して、残酷だとか非情だとか異常だとか思うのは
構わないし、言われても良い。
ただ、そう思ったり行ったりする人は、この記事を読み終わった時点で、ケンタッキーも、
マクドナルドも、寿司も、たこ焼きも、トンカツも、刺身も、野菜も、全ての生き物が
調理されたものを食べるのを止めていただきたい。
つまり、水以外のものを口にするなと言うことだ。
水さえも口にしてほしくないのが本音ではあるが・・・。
自分の行為を正当化するつもりがないと言わない。
正当化するつもりなのである。
私が解体している途中に様子を見に来た奥様が、線香を立てて手を合わせていた。
それでも、アバラ肉を見て「美味しそう!」と言っていた。
それで良いのである。
殺した命への慈しみがあってこそ、命をいただけるのである。
今日の写真は、剥ぎ取った皮のものだけ。
解体中の写真や動画は、ネット検索すれば幾らでも出てくるんで、写真に収める
気にならなかった。
ただ、初めての獲物である君の姿を忘れないために。
そして、夜は家族でフグ料理を食べに町内の大坂屋さん。
この大坂屋さんは、安くて美味しいフグが食べられることから、大阪とか神戸とか姫路とか、
かなり遠方からのお客さんがある。
予約してたんで、個室でフグのコース料理を堪能。
いやぁ~、美味かった。
大坂屋さんのフグは、間違いなく最高。
ま、あちこちのフグ料理を食べ歩いたわけじゃない。
でも、調理専門学校に通っていた愚息が、フグ専門店でアルバイトしてたんだけど、
味と価格を高く評価していたから悪くはないんだろうと思う。