盆前の墓掃除と家の片付けの半分は昨日の内に済ませてたから、今日は残りの半分を
午前中に完結。
昼から気温も上がるから、なるべく動かなくても良いことをする。
こないだ、上司Y様に修理完了したエンジンポンプを納品した時に、入れ染めとして?
預かった草刈り機の修理。
キャブレターを完璧にクリーニングして組み付けてエンジン始動。
・・・症状変わらず!
アクセルを開けてもエンジンが吹けない。
ハハァ~ンと言うことでカバーを外す。
エンジンも人間と同じ。
美味しく飲んだり食って、胃の調子も良くて、いくらでも食えるのに、フン詰まりだと
力が出ないと言うか出せない。
吸気→混合気→圧縮→燃焼まで大丈夫なのにエンジンが回らないのは排気の問題。
案の定、シリンダーの排気ポート側が汚れている。
間違いなく、マフラーの詰まりが原因。
マフラーが詰まってて、排気が行き場を無くしてフランジ部分を押し広げ排気漏れを
起こしている。
なので、ちゃちゃっとマフラーを外して確認。
まぁ~見事に煤がガッチリと詰まっていた。
ほぼ排気不能。
手っ取り早く作業を済ませるためにバーナーで焼く。
白煙が噴き出したかと思うと、ジェットエンジンかと思うくらいの炎が噴き出す。
まるでジェットエンジンのアフターバーナー。
んで、焼いてはハンマーで叩いて出すを繰り返して完了。
写真のものは一部だけど、こんな焼けた煤が大量に出てきた。
んで、もちろん、シリンダーの排気ポートも確認。
ここも煤がガッチリと付着してて、本来の排気ポートの半分くらいの口径。
さすがに鏡面仕上げは無理だけど、出荷状態にまで仕上げる。
全てを組み込んでエンジン始動で絶好調!
この草刈り機は貰い物らしいんだけど、全勝勇者は恐らく高齢者と推測。
エンジン回転を上げずに使ってたために煤が詰まったんだと思う。
その昔、オッサンが若い頃のバイクは2ストロークが主流でなぁ~。
2ストってやつぁ~、エンジンをブン回してやらないと、マフラーがオイルや煤で
ベトベトギトギトになる訳よ。
そんなバイクを見ては「あ、この野郎は走りこんでねぇ~な!」なんて思う訳よ。
分かるかな?
分かんねぇ~だろうなっ!
んで、不在の上司Y様宅へ放り込んで完了。
電話して、そのことを伝えて、ついでに前所有者のことを聞くと、やっぱり高齢者。
低回転で使われてたんだろうな。
2ストロークは全開で回さにゃアカンでぇ~!
さて、今年も盆が来ちゃうねぇ~。
1年が経つことの何と早いことよ・・・。