今日、コウノトリの放鳥式があった。
我が家の近くで、3ヶ月ほど前からゲージの中で自然環境に
順応するよう飼育されてた2羽が、めでたく人の手を離れ
自然界に戻って行った。
昨日は温泉で有名な城崎で放鳥され、今日の2羽を最後に、
放鳥は休止される。
20羽が自然界で生息することになり、この辺りでの適当な数が
30羽程度であることから、今後も誕生するであろう新たな命を
見越しての休止らしい。
10時半からの式だったんで、10時15分くらいに出かけた。
で、会場に着いてビックリ!
他府県ナンバーの車も多いし、沢山の人。
時間通りに式が始まり、柳生博さんを中心に、地元小学生などで
ゲージを開放しドラマチックに放鳥・・・されるはずだった。
ゲージのネットを両側から開けて、コウノトリが飛び出すと言う、
演出になるはずだったのに、ナント、柳生博さん側のネットが
支柱に引っかかって開かなかった。
スタッフが慌てて梯子を捜しに行ってる間に、柳生博さんが
小学生の男児を抱え上げゲージに登らせ問題解決。
70歳の柳生さん、なかなかパワフル。
それと、小学生が落ちなくて良かった。
落ちて怪我でもしてりゃ、関係者はテレビで頭を下げて、
謝り倒さなきゃならなくなっちゃうもんなぁ~。
で、無事にゲージが開放されて、コウノトリが飛び立った。
2羽は、それぞれ別方向に飛んで行き、サーマルをつかまえて
ソアリングする10羽ほどのシラサギの近くを同じように
ソアリングした後、近くの道路上に降りて羽を休めていた。
このコウノトリたちが、安心安全に暮らしていけること、
自然界で新たな命が生まれることを願わずにいられない。
恐竜をはじめとした多くの命は、地球環境の変化で絶滅したり、
姿かたちを変えてきた。
それは、それが自然の摂理であろう。
しかし、近年に絶滅したり、絶滅の危機に瀕している動植物は、
自然の摂理でそうなっているのではない。
人間が便利に生活するために悪化させてしまったことが
大きく作用している。
コウノトリが自然界にいなくなったのは、農産物を効率的に
育てようとして、湿田から乾田にしたり、農薬を多用したために
餌となる小魚がいなくなってしまったこと。
これは、人間にとって良いことだろうか?
農薬などは、アトピーなどの病気の原因になるし、小魚や
虫がいなくなれば、食物連鎖が壊れ、最終的に人間の
生活を脅かすことに繋がる。
人が、そして動物が安心して生きていける自然を大切に
しなければならないと思う今日この頃。
今、私に出来ること・・・。
大きなことはできないが、ワンコの散歩中にやってるゴミ拾いを
続けることくらいかなぁ~。
小さな人間だぜっ!