横好きオヤジの見聞録

何をやっても二流か三流で一流にはなれない下手の横好きなオヤジの日記

コンクリートミキサーの中に見る土砂災害メカニズム

今日は朝からコンクリートミキサー出動!

作ったコンクリートの量は、

(セメント25㎏×6袋)+(砂20㎏×18袋)+(砂利20㎏×36袋)+(水バケツ×12杯)

これだけの材料を1人で運んでミキサーに投入して、出来たコンクリートを運んで

流して͡コテで撫でてを繰り返してたら、さすがに疲れたでござる。

それでも、3分の1ほどの面積しか打てなかった。

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で、ミキサーで材料を攪拌してるのを見ながら思う。

ミキサーの中で起きてることは、土砂災害と同じことなんだと実感。

ミキサーを傾斜&回転させたまま、砂利、セメント、砂、水の順番で入れるんだけど、

それら材料はミキサーの底面に張り付いたまま。

水が染み込んで行くにつれ、砂が崩落しはじめ、次に砂利が崩落し、攪拌が進むにつれ

液状化して取り出し頃のコンクリートとなる。

しかも、高い攪拌音が低い音に変わったら液状化。

それは、まるで土石流。

そして、待ってるのは時間がもったいないんで、棒で突いて砂利の一部を崩落させる。

すると、あれよあれよと崩落と攪拌が進み液状化する。

土砂崩れは、ただ山に大量の雨が降るだけでは起きにくい。

台風などで大量の雨が降っている時に、風で木が揺すられ、その根元に雨が入り込むと

斜面が崩壊するのである。

昔、近所のオッサン達が言っていたことを思い出す。

植林して10年くらいの杉林が危ないらしい。

若い杉は、根が張っておらず、背丈はそこそこあるから風の影響を受けやすく、根元の

土を割って雨を侵入させやすい。

ミキサーの中に張り付いたコンクリート材料の一部を崩落させるのは、まさに同じ。

これ、土砂災害のメカニズムの教育に使えるんじゃないかい?

うん、やっぱり、コンクリートミキサーは一家に1台あって良いと思うのである。

ちなみに、土砂災害は大きく分けて、斜面崩壊(土砂崩れ)、土石流、地滑りの3つに

分類されている。

その中でも、一番恐ろしいのは土石流。

今年は、もう台風の襲来はないと思われるし、秋雨前線の大雨はないけど、来年も

同じように大雨はあるだろうから、時間があれば土砂災害の分類について調べても

良いと思うのである。

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