今日は遅めから北東の風が吹くと読んで昼から気比の浜へ・・・。
そして、待てど暮らせど風吹かず。
ゴミ拾いをしながら風を待つ。
午後3時を過ぎて、船も戻ってきだして、ようやく吹きそうな感じがしたんでカイトをセット。
期待ほど風が吹きそうになかったんで最大サイズの12㎡とドデカボード。
スタートしたら、ジャストな風で気持ち良いぃ~!
ガンガンにアップもとれるし、久々に味わう気比の浜の快風。
波打ち際に近寄って波で遊んでる時に振り下ろしたカイトで、興味津々に近付いてきた
外国人観光客のアベックさんを脅かせてしまった。
海の上から「ソォ~リィ~!」と言って手を上げたら、笑顔で手を振り返してくれた。
危険性はなかったけど、驚かせちゃってゴメンねぇ~!
そうこうしている内に、快風が怪風の予感。
カイトのサイズを変えなきゃ、オーバーで危険かもと思って上陸してランディング。
それと同時に爆風に。
上陸するのが2~3分遅かったら、制御不能で恐ろしいことになっていたかもしれない。
そして、強くなった風は、カイトサイズを落としたところで、手に負えそうもないような風。
んで、とりあえずカイトを大雑把に畳んで軽トラに放り込み、すぐに近くでキャンプしている
神戸ナンバーの30代って感じのご夫婦のところに駆け寄り、手伝うんでタープをはじめ、
全てを片付けた方が良いと話をした。
爆風で引き抜かれたタープやテントのペグは小型ミサイルみたいなもんで超危険。
そんな時、1台の車が止まって、中から坊主頭でチョビ髭を生やした眼光鋭い、
関わってはいけない感じのオッサンが近寄ってきた。
血の匂いを嗅ぎつけて集まってくるサメの様に、金の匂いを嗅ぎつけて寄ってくる、
ややこしそうなオッサン。
つまり、反社会的なオッサンそのもの。
優しそうで気の弱そうなご夫婦だし、揉めたら体を張らにゃしゃ~ないなぁ~と思ってたら、
「手伝うで、片付けた方がエエでぇ~!」と優しいお言葉。
そのご夫婦のキャンプ道具は、私のスタイルと違って、豪華絢爛なもの。
段ボール製の簡易燻製セットもあった。
とりあえず、その厳ついオッサンとご夫婦と私の4人で片づけて、炊事棟に運んで、
そこで荷物を整理して車に積み込むlことにした。
私は、片付けが一段落したところで、自分のカイト道具の片付けもあるんで離れたけど、
厳ついオッサンは最後の最後まで片付けを手伝い、クラクションを鳴らして帰って行った。
私も洗い物をするために炊事棟に寄り、ご夫婦と挨拶を交わし別れを告げた。
帰り際に「風よりも、関わったらアカン様なオッサンの方が怖かったでしょ?」と言ったら、
笑いながら「優しかったです!」と言っていた。
これに懲りず、また気比の浜にキャンプにいらして下さいませ。
そして、厳ついオッサン、グッジョブ!
あんな地元の人がいるからこそ、大きな事故が防がれているのかもしれない。
いや、ホント、4人で片付けられて良かった。
どんどん強くなる風で、ご夫婦と私だけでは心細かったから。