横好きオヤジの見聞録

何をやっても二流か三流で一流にはなれない下手の横好きなオヤジの日記

卒業

昨夜は剣道の練習日。

そして、小学6年生たちへの卒業記念品の贈呈式。

まぁ、大した式典じゃなく、普通の練習の後に、卒業記念品を渡しただけ。

竹刀を振ると言うより、竹刀に振られていると言った方が良いほど小さい頃から

続けてきた子。

中学生になったら剣道部に入りたいからと、数ヶ月前から始めた子。

それぞれ、暑くて水分を摂っても摂っても足らない真夏の練習。

足の感覚がなくなるほど冷え切った氷点下の夜の練習。

よくぞ、今まで頑張った!

私たちが頑張れたのは、君達が頑張ったから・・・。

地元の公立中学校に行く子、別の私立中学校に行く子たち。

君たちが、中学生になって剣道を続けていても止めていても、

大人になっても、私たちが死ぬまでは、いつまでも君たちを見続ける。

そして何かあれば、本気で叱りにも行くし、守りにも行く。

君らの先輩達も、同じ思いで送り出した。

そして、君らの後輩達にも同じ思いを注ぐ。

稽古中に、怒鳴って殴って泣かせもした。

大会で、上位に入らせることができなかった。

一度も勝たすことが出来ない子もいた。

申し訳ない・・・。

ただ、勝利だけが全てではないと、私たちも恩師から教えられてきた。

君たちに勝たすことだけを教えれば、そこそこの成績を残せたと思う。

でも、伝えたいことはそれだけじゃない。

とは言え、大会に出る以上は勝利も欲しい。

そんな葛藤を数十年も続けている。

そして、君らが大人になった時、私たちと一緒に悩んでくれることを待っている。

まぁ、待ちきれずに故人になっている者もいるが・・・。

で、真っ先に故人になるはずの会長だが、記念品を渡す右手に包帯が

巻かれていた。

会長の名誉のために、昨夜は言えなかった。

先日、指導者4人で酒を飲でいた。

会長は、超ご機嫌で、現実と夢の世界と区別が出来ないほど飲んだらしい。

そして帰宅後、さらに酔いまくり、飼っている、あの大きな犬に抱きついたり、

噛みついたりしていて、腹を立てた犬に噛みつかれたらしい。

来月で71歳にもなるってのに、犬に噛み付くか、ホント・・・。

明日の試合、4月4日の試合、どちらも仕事の都合で見ることが出来ないのが、

本当に心残りだ。

君らの人生に幸あれ!

2010327