早いもので今年も大晦日。
上手くいかなかったこと、悔しかったこと、悲しかったこと、歯痒かったこと、
辛かったこと、苦しかったこと、怒りに我を忘れたこと、自分が何をすべきか
分からなくなったことなど、良くないことも多かった。
もちろん、良いことも同じくらいはあった・・・はず。
で、年末の地区最終会議で役員選挙があって、来年も隣保長を務めることになった。
その隣保長だが、回り持ちで地区行事を仕切らねばならないのが我が区の決まりごと。
来年がその当番。
我が区の公民館には阿弥陀如来像が祀ってある。
政教分離の原則から言うと問題があるのかもしれないが、その昔、区内に
浄土真宗の布教道場があり、昔の人が京都から背負って持ち帰り祀ってあったらしく、
その道場の閉鎖と同時に昔の公民館に移設されたらしい。
記録が残っていないから、いつの時代に誰が持ち帰ったのかは分からないが、
かなりの大きさで、それなりに値打ちがあるものらしい。
なんせ、こんな小さな田舎の地区だから、地区内の全員が同じお寺の檀家。
だから、公民館に祀られることも当たり前だっただろうし、公民館が新しく
立て替えられる時も、政教分離の原則の話があったものの異論なく祀られた。
別に祭る場所を建てる経費面を考えると当然か・・・。
ただ、こんな田舎の地区でも、転居してこられる方がおられるので、違和感を
感じてはしまうのは事実ではある。
以前は、御布施とかの宗教費用なんかも区の会計から支出してたけど、
数年前から「会計は別にするべき」だと言い続けてきたことが聞き入れられ、
ようやく来年から全てが別会計になる。
区の老人から見れば、私は腹立たしいヤツかもしれんねぇ~。
ってな訳で、元旦の朝から区内の関係者が集まり、お寺の御住職に来てもらい
阿弥陀如来像にお参りするのが慣習となっているため、年末からお寺に
お参りの依頼に行ったり、飾り付けの買い物をしたりしていた。
そして、大晦日の今日、公民館の清掃と阿弥陀如来像の飾り付けをするために、
我が隣保の方々に寄ってもらって実施。
元旦は仕事なんで、私はお参りできないが、とりあえずは迎春準備は完了。
あ、私は決して宗教に嵌っているわけではない。
どちらかと言うと、宗教と距離を置いている。
だから、お寺にも参るし、神社にも参るし、クリスマスが来ればケーキも食う。
かなり宗教には無節操なのである。
ただ、お寺とか神社とか、自分自身がピシっと姿勢を正されるような気がする。
間もなく除夜の鐘が鳴る。
今年の煩悩を祓い、新たな年を更なる煩悩で埋め尽くし堪能してやろうと
思う大晦日この頃・・・。