今日、24時間の勤務が終わってから、小中学生の剣道の大会に
審判として参加した。
8時30分に勤務を終えて、試合会場に着いたのが10時頃で、
大幅な遅刻。
ま、勤務地から試合会場まで1時間半ほどかかるから、しゃぁ~ない。
到着したら、既に午前中の個人戦も1回戦は終了。
うちの団体から出た5年生の2名は、惜しくも1回戦敗退。
午後の団体戦、うちのチームは中堅から大将までが5年生で、先鋒と
次鋒、そして補欠が2年生と言う、5~6年生が主体の他のチームと
比べると分が悪いメンバー。
特に2年生の3人は初めての試合だし、今まで試合すら見たことがない。
予選はリーグ戦で3試合した。
さすがに、今回の分が悪いメンバーでは勝てなかった。
でも、全敗だったけど、よく頑張ったと思う。
初試合の2年生も、高学年を相手に引き分けたり、負けても1本負け
だったりと健闘してくれた。
もちろん、5年生も勝ったり負けたりしながら頑張った。
一緒に審判をしていた他団体の先生方が、そんなうちの子どもらを見て、
5年生が6年生になったり、2年生が5年生くらいになった時が楽しみだと
言ってくれた。
ホント、楽しみにしている。
今度の練習の時、2年生の3人にはポジティブフィードバックしてやろう。
初めての試合で、体の大きな高学年選手との試合で、緊張しただろうし
怖かったんだろうと思う。
でも、声も出ていたし、下がらずに前へ前へと打って出ていたことは
こっちが勇気を貰えた。
実は、こうじゃげぇ~に審判をしている私も、不安と恐怖を感じながら
一旗一旗を上げているのだよ…。
もちろん、他の審判も同じように不安と恐怖でイッパイイッパイ。
そして、5年生には敢えてネガティブフィードバックをしてやろう。
沢山じゃなく、それぞれの子に一つずつだが…。
まず、中堅のI垣君。
出鼻の小手を狙いに行く時、体を斜めにして、しかも横に逃げながら
打ち込んじゃダメ。
身体の軸がズレちゃうと、強い打ち込みができないし、自分の
小手がガラ空きになっちゃって、先に打たれちゃうじゃないかい!
真っ直ぐに構えたまま、相手が面を打ってくるスピードを利用して
小さく強く打突するんじゃ~!
次に副将のK畑君。
遠い間合いから、野球のスイングみたいな胴を打っちゃイカン。
相手に読まれて、空振りさせられて面を打たれちゃうじゃないかい!
胴は捨て身の技で、打つのは恐ろしいし難しい。
何度も面を打ち、相手が面を嫌がって受けようとするところを
面を打たれることを覚悟で飛び込んで、切り返しの軌道で
打ち下ろすんじゃ~!
最後に大将のM田君。
自分が面を打ちに行って、相手が遅れて面を打とうと竹刀を
振り上げただけなのに、その竹刀を打っちゃアカン!
確かに、相手の竹刀は気になるものだが、払い技をするのなら
正眼の構えの手元に近いところを小手を打つように払う。
相手が振りかぶった竹刀を打つのは無駄打ちであって、
自分にスキが出来ちゃうし疲れるだけ。
先に打ち込んでタイミングもスピードも勝っているんだから、
迷うことなく打突部位である面布団を打突すれば一本じゃ~!
で、試合は、やっぱり強豪チームが準決勝や決勝へと進んできた。
小学生とは言え、素晴らしい技が繰り出されていた。
特に、内小手で相手の動きを止めてからの見事な面。
どうか、このオッサンに教えてください!
全ての試合が済んで会場を出たのは5時前。
帰ってから、当団体の会長宅で、子どもらと大人が集まって
慰労会バーベキュー。
いつも真面目な顔で剣道を教えている大人たちも、ただの
酔っ払いのオッサンになった夜だった…。
まだ8月だと言うのに、ここのところ涼しい日が続いていて、
今日も涼しい一日だったが、熱い一日でもあった。