一昨日から我が家のニャンコさんの体調が悪くなった。
それまでは元気だったのに。
そして、尿に血液が混じると言うより、尿道から出血したんで、今日の夕方に
病院に連れて行った。
尿路結石からの尿閉かもしれないと言うことで導尿。
しかし、尿は出ずに引けるのは血液だけ。
そして、触診で膀胱の異様な硬さが発見された。
素人の私でも分かるほど。
残念だが、膀胱に大きな腫瘍が出来ているようで、そこからの出血。
症状が早ければ、鳥取大学農学部付属の動物医療センターでなら手術可能かも
しれないと言われたが、腫瘍の大きさ的にも、体力的にも無理。
もし、発見が早く可能であっても、手術までしたかは分からない。
かなりの費用が必要だろうから・・・。
今、出来ることは、最期の時まで一緒にいてやること。
明日の朝には冷たくなっているか、明後日の朝になっても息をしているかは、
誰にも分からない。
一昨年の11月、寒い夜に魚釣りにっていた愚息が、箱に入れられて捨てられていた
子猫を拾ってきた。
掌に乗る小さな子猫。
拾った日は月が奇麗な夜だったことから、「ムーン」と名付けた。
「ムーン」は呼び難かったから、いつのまにか「ムー」になってしまった・・・。
アッと言う間に大きくなり太々しくなってしまったが、抱っこしたら喉を鳴らしながら
肉球をチュッチュチュッチュと吸う癖は治らなかった。
十分な母の温もりを知らずに捨てられたからか、僅かなその温もりを思い出すかの様。
ニャンコが私を見る瞳は生きることを諦めている。
残り僅かの時間だが、一緒にいよう。