横好きオヤジの見聞録

何をやっても二流か三流で一流にはなれない下手の横好きなオヤジの日記

生命を感じない浜

朝、葛野浜のライブカメラを見るとグシャグシャの波。

風は強そうだけど、さすがにアカンと判断して気比の浜へ。

9時頃に着いたら、風は強くて、やっぱりこっちも波がグシャグシャ。

とりあえず、波が落ち着くか様子を見ながら浜を歩く。

今日に限らず、ここに限らずプラスチックなんかのゴミが多いんだけど、

北風が強い今日は特に酷い。

ただ、ここは外海から入り込んでいるし、円山川の河口って事もあって、韓国や

中国のゴミよりも、圧倒的に円山川から流れてきたゴミが多い。

そう、ほとんどが円山川沿いの市町で捨てられたゴミなのである。

歯ブラシとか洗剤や化粧品の空容器。

魚釣り用の餌が入ってた袋とかパック。

散弾銃の薬莢。

農業用や漁業用の使用済みの道具。

特に多かったのがペットボトルとペットボトルのキャップ。

そして、医療用のシリンジも多かったし、定番のイチジク浣腸。

昔は砂浜と言えば多くの貝殻が落ちていたのに皆無と言って良い。

カニの巣穴も物凄く少ない。

スズキの死骸も腐敗が進んでるだけで食べられていないんで、スカベンジャーも

少ないって事なんだろう。

生命を感じなかった。

故アントニオ猪木氏が晩年に取り組もうとしていた世界のゴミ問題。

世界のゴミを消したいと・・・。

人間が汚してしまった地球を自分たちの手でもう一回綺麗にしたいと・・・。

このままでは子や孫の代で魚や甲殻類などの海の生き物を食べられなくなり、

海と山と川は繋がってるから農作物も作れなくなって人類は滅亡するかもねぇ~。

でも、まだ間に合うと信じたいのである。

唯一、生命を感じられたのはクルミが沢山落ちていたこと。

円山川上流の本流や支流の土手でクルミの木が実をつけ、繁殖のために実を落とし、

その幾つかが海まで流れ着いたのである。

これだけ、たったこれだけが見付けた命の営み。

そんなこんなを考えながら、冬に小学生向けにやろうと思ってるイベントで使う

クラフト材料の1つにするためにクルミを拾った。

そして、昼まで待っても波は落ちることなく風はブロー。

んで、昼から用事があったんで撤収。