昨日と今日の2日間、休みをもらい「エコフィッシング教室指導者講習会」ってのに
参加していた。
これは、私が参加しているNPO団体の「たじま海の学校」が主催したイベント。
エコフィッシングってのは、日本でも始まったばっかりの取り組みで、魚釣りを
アイテムとした環境教育プログラム。
つまり、魚釣りを通して、「魚の身体のしくみ」「人を含めた食物連鎖」「魚と食性と生息場所」
「生物と環境の関わり」「魚と地域の食文化」「海のゴミ問題」など、環境教育的な
視点での学習テーマを設定し、参加者が海の素晴らしさや楽しさを体感すると同時に、
海の生き物や海辺の環境について学習することができるプログラム。
↑一部、パンフレットから頂戴!
で、そのエコフィッシング・プログラムを開催するための指導法を学ぶための研修会に
参加していたというわけ。
私は山や海で遊ぶのが好きである。
そして、いつも、捨てられているゴミや、海の向こうから漂流してきたゴミに
悲しい思いをしている。
ゴミを捨てているのは殆どが大人。
そして、そんな親に育てられた子どもらは、そんな教育を親から受けて大きくなり、
同じ事を繰り返す。
残念ながら、大人に働きかけても、聞く耳を持ってくれないから直らない。
でも、子どもらが気づいてくれることで、大人にも伝わるだろうし、子どもらが
大人になった時に期待できる。
以前から、そう思っていて、機会あるごとにそんな活動をしてきた。
山登りをした時のゴミ拾いも、犬の散歩中のゴミ拾いも、カイトサーフィンを
した時のゴミ拾いも、魚釣りをした時のゴミ拾いも、そんな思いでやっている。
で、そんなんだから、このエコフィッシング指導者講習会は、好きな魚釣りを
通じて出来る活動だから、飛びつかないわけにはいかなかった。
いやぁ~、内容が濃くて良かった。
特に、インタープリテーション、ファシリテーションと言うものを知ることが
出来たことが良かった。
特に、インストラクターでもガイドでもない、インタープリテーター。
そのインタープリテーターが行うインタープリテーション。
環境教育に限って日本語で表現するならば、インタープリテーターは自然の
メッセージを伝える人。
インタープリテーションはそれを伝える手法。
ファシリテーションは、支援や促進をする技術。
それを行う人をファシリテーター。
私が求めていたものに近いものは、これだと思ったのは事実。
子どもらに対しても大人に対してもそうだが、指導者って言う立場で、
しかも上から目線で、物事を指導するのに違和感を感じていた。
このメッセージ(ヒント)を伝え、受講者自身による想像、実践、創造、工夫など
学びのチャンスを与えると言うものに魅力を感じた。
これらの技術は、仕事でも役立つし、剣道の指導でも役に立つ。
既に、流行は去ったかもしれないが、エコフィッシングぅ~と親指を立てようか・・・。
写真は、昨日に行った、アイスブレーキングとして行ったフリーフィッシングの後の
調理の風景。