仕事から帰宅して、まずは野良着に着替える。
ま、野良着と言っても、古式ゆかしい日本スタイルではなく、分厚いジャンバーとズボン。
長靴を履いて、軽トラに脚立、網、高枝切狭、収穫籠を積んで自宅前の山へGO!
今日みたいな天気の良い日じゃないと、柚子を収穫する気にもならんのである。
柚子の木の棘に負けないよう、分厚いジャンバーで防御して、獣の様に実をぼりまくる。
ちなみに、この「ぼる」ってのは、恐らくと言うか、間違いなく当地の方言。
ネットで調べてみたら「ぼられる」ってのが出てきた。
確かに、ボッタくりにあった時には「ぼられた」って使うけど、それとは違う。
「ぼる」に近い言葉として「ぼじる」ってのを使う。
この「ぼじる」ってのは「もぎる」から来てるから、『もぎる→ぼじる→ぼる』ってなったはず。
ってか、「ぼじる」と「ぼる」を状況によって使い分けてるだけか???
んで、収穫した柚子は写真のとおり。
とりあえず、熟してた2本の木の分を、半分ほどぼった。
高いところや、木の奥の方には、まだまだ沢山あるけど、籠イッパイになっちゃったのと、
面倒くさくなったのと、時間がなくなったのと、何だかんだで終了!
取り残した分や、まだ若い木の分が、今日収穫した量の3倍ほどはありそう。
来週くらいで、気が向いたらぼってみるか…。
柚子なんて、漬物に使ったり、薬味として少し使うくらいで、後は人にあげたり柚子風呂に
して消費するくらい。
だけど、収穫してる時の香りは魅力的なのである。
何とも言えない、レモンとは違う香り。
日本に生まれて良かったと思う瞬間なのである。
その後、前から行こうと思いながら、なかなかタイミングが合わずに行けなかった、
ここは夏期は営業してないし、月の内に第2と第4の土曜日の、しかも昼前後しか
営業してないから、近くにありながら、なかなか行けなかった。
そして、念願の十割蕎麦は美味かった!
ってか、メニューは十割蕎麦しかないけど…。
蕎麦の香りは期待が大き過ぎたからか、それほど強くなかったけど、喉ごしと言い、
歯触りと言い、美味かった。
こうなったら、自分で蕎麦打ちをしようかしらねぇ~?