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横好きオヤジの見聞録

何をやっても二流か三流で一流にはなれない下手の横好きなオヤジの日記

今夜は・・・、もう少し泣こうと思う。

家族
昨日の朝、起きたら愛犬キキが死んでいた。

去年の暮れから衰弱が強くなり、もうダメかと思いながらも春を迎えた。

ここ1年くらいで、すっかり耳も聞こえなくなり目も見えなくなっていた。

一昨日、オムツを交換する時に、オシッコの白濁があって、長くないと

覚悟していた。

私の声も届かず姿も見えないのに、触れることで分かってくれるのか、

一生懸命に弱々しくも尻尾を振ってくれていた。

そして、昨日の朝方、静かに息を引き取っていた。

触れると、まだ温かかった。

ゴメンなぁ、息を引き取る瞬間に寄り添ってやれてなくて・・・。

我が家に来て16年。

平成8年12月25日に生まれ、16年と5ヶ月で一生を終えた。

犬にすれば長生きしてくれた。

今年の4月の初めに、国道9号線の真ん中をチョロチョロしてる、

今にも大型トラックや乗用車に跳ねられそうになってた、少し大きめの

ロングコートチワワ

約1kmにもおよぶ大捕り物の末に捕獲し、警察の保護期間を過ぎると同時に、

ゴンと名付け我が家で保護している。

名無しのゴンベエであったことと、なかなかのゴンタだったことから

ゴンと名付けた。

そのゴンとキキとの初対面、まるで親子であるかの様だった。

年老いた雄と若き雄。

それからと言うもの、キキは元気を取り戻し、ヨボヨボながらも歩き、

いつも2匹で寄り添っていた。
ゴンを散歩に連れ出すと、キキはヨボヨボとゴンを探し回った。

キキに土の感触を感じさせようと連れ出すと、ゴンは寂しそうに声を出した。

キキが死んだ昨日から、ゴンが今まで出したことのない悲しそうな声を

出し続けていた。

今朝、仕事から帰って我が家の墓地のすぐ横のペットの墓に穴を掘った。

そして、キキを埋葬するために墓地に運んだ。

ゴンは、キキに掛けたタオルを足で取って顔を摺り寄せた。
墓地に運ぶ時に私の足元で、下ろせと言わんばかりに飛び回っていた。

そっと遺体を穴に入れ、孫ちゃんが書いてくれた手紙と花を乗せ

家族で最後のお別れをしていた時、取り乱して狂ったように

泣き叫び暴れるゴン。

抱いていることも出来ないほどに・・・。

それはまるで、親を亡くして取り乱す子供の様。

最後の別れをして、そっと手で土を掛ける。

全身が埋まるまで、そっとそっと手で土を掛ける。

ゴンも駆け寄り、土で覆われたキキの前で泣き叫ぶ。

一緒に暮らし始めてから2ヶ月にもならない犬同士なのに、これは何なのだ?

そして、今も寂しそうに遠吠えをするゴン。

いつかは、年老いて死ぬことは分かっていたけど、こうも悲しいとは…。
ペットロスにはならないと思っている。

でも、昨日から何度も何度も涙が溢れ出す。

車を運転している時も、近所に市広報を配っている時も、ご飯を食べている時も、

孫ちゃんと遊んでいる時も、買い物している時も。

夕方、近所の子どもらがキキの死を聞きつけ墓参りに来てくれた。

近所の人もキキの死を悲しんで涙を流してくれた。

本当に人に愛されたキキ。

私も、キキに恥じない様、死んだ時に悲しんでもらえる生き方をしたいと思う。

今まで、本当にありがとう。

そして、キキに寄り添ってくれたゴンにありがとう。

キキのためにゴンを遣わせてくれた奇跡にありがとう。

今夜は・・・、もう少し泣こうと思う。

2013525