一週間前の朝、起きるとニイニイゼミが左耳に入っていた。
人生初の耳鳴りってやつである。
出勤して、同僚と会話してても始業点検の車のエンジンの音も、何だか
左だけ聞こえない。
験しに、右耳を指で耳栓してみるとニイニイゼミが鳴くだけの世界。
ちょっとマズイかもって訳で、仕事を抜けさせてもらって耳鼻科医院を受診。
発症初日は、実感もオージオグラムで見ても、見事に全く聴こえなかった。
その日の夜から回転性眩暈と吐き気が出現して、フラッフラの状態。
その後、総合病院でCTやMRIを撮って頭蓋内病変を否定したりして、
最終的に突発性難聴で治療中なのである。
入院は嫌だったんで、仕事しながら通院治療。
治療開始して血流を促進する薬が効いたのか、想像以上に聴力が回復。
ただ、一週間経っても耳鳴りとふらつきが治まらないのと、高音域が
期待ほど回復してないんで、明日からステロイド薬を飲むことになった。
ん~、どんだけ回復するか分からないけど、薬に期待なのである。
元々、薬嫌いなんだけど、さすがに今回だけは、薬漬けの高齢者並みに
5種類くらいの薬を飲み続ける毎日なのである。
最悪、片耳がダメになっても、もう一方で日常生活が送れるなら良いんだけど、
この耳鳴りが治ってくれなきゃ、近い内に気が狂うな、きっと・・・。
んで、そんな中でも、夏は確実に時間を進めるわけで、今年も地区の
夏祭りの日になった。
そして、役員として参加。
今年の担当はカレー屋台。
とは言っても、安全と品質を保証するためにレトルトカレーだけど。
全校生が50人にも満たない小さな小学校だけど、太鼓の出し物は勇壮である。
生徒数が少ないが故に、吹奏楽が成り立たず始まった太鼓演技。
うちの子が諸学生の時から始まったんで、歴史としては20年位か・・・。
夏休みに入って、毎日聞こえてた太鼓の練習の音。
今日は、その晴れ舞台。
小学生の演技としては、なかなかのものである。
ただ、残念なのは聴力障害で綺麗に聴こえなかったこと。
そして、フィナーレの花火の音も綺麗に聴こえなかった。
耳鳴り、眩暈、嘔気、ふらつき、耳の閉塞感は辛いぞぉ~!
何を食べても美味しくないし、喉が渇いたからとビールを飲んでも
気持ちが悪くなって美味しくない。
ま、聴力が回復しないとしても、時間が経てば耳鳴りも治まってくるとは
思うけど、気が変になる言う人の気持ちが分かる今日この頃。