今日は昨日からの季節外れの大雪でどこもかしこも真っ白け！
スキー場も昨日の夜に既に1m近くの降雪があったと情報が
入ってきた。
何も迷うことはない、今日はパウダーを楽しむしかないでしょ！
ってなわけで、スキーに行った。
ただ、仕事が終わったのがいつもより遅くなったところにきて、
インターネットオークションで落札したFT500と言うバイクの
エンジンを宅配会社の支店に引き取りに行ってたものだから、
家に帰ったのが11時になってしまった。
で、いつもは現地で昼ご飯を食べるのだが、今日は朝と昼とを
兼ねて早めの昼食を済ませてスキー場に･･･。
スキー場は予想以上に沢山の新雪が積もっていた。
ただ、この時期の雪なので湿り気が多く重かった。
緩やかな斜面はスピードも出ず面白くなかったが、急斜面では
浮力も発生し存分に楽しめた。
で、楽しんだ後の帰り道のこと。
いつも通る山道を通ってスキー場に行ったので、帰りも
大丈夫だろうと通ってみることにした。
車は、愛車のハイラックス・シングルキャブ４WD。
しっかし、行きに通った時より思った以上に多く積もっていた。
雪で垂れ下がった竹を掻い潜り、上り坂で何度もタイヤが空転。
下がっては勢いをつけて前進、また下がっては前進。
いつしかスノーアタックを楽しむ自分がそこにいた。
ついつい、障害があればそれを突破したくなる、悪い性分が
頭をもたげていたのである。
で、ついに悲劇は起きた。
山側の溝と泥濘に落ちてしまった。
そこの積雪は1mほど。
車はすっかり亀さん状態。
タイヤは悲しく空転するばかり。
ギアをLOW４に入れ、しゃくってはみるもののダメ。
降りて、雪を掘って脱出を試みるもののダメ。
手持ちのロープをタイヤの下に入れてみるもののダメ。
その、ロープをホイールの穴を通してタイヤにグルグルと巻き
ロープ製タイヤチェーンにしてみるもののダメ。
後輪のホイールの穴にロープを通して、もう一方を
立ち木にくくりつけタイヤでウィンチのようにしようとしたがダメ。
結局、ひたすら雪を掘って掘ってまた掘って、しゃくってしゃくって
またしゃくって、ようやく脱出！
なんとかセルフレスキュー成功･･･。
この間、約1時間。
やはり、私は馬鹿なのか？？？
まさこんなことになるなんて（するなんて！）思ってもいなかったら、
スコップもウィンチも持っていなかった。
誰か通りかからないかと期待したがそれは悲しい願いに終わった。
今になって思うが、よく1人で脱出できたものである。
もちろん、安全な道を通って帰ったことは言うまでもない。
そして運転しながら思った。
格闘の痕跡の写真を撮っておけば良かったと･･･。
マフラーから吐き出した窒素酸化物で黒く、タイヤが掻き出した
泥で茶色くなった雪も、今頃は新たに積もった雪で
すっぽりと覆われていることだろう。
追 伸
2日後に同じ道を通ったので、そのスタックした場所を
写真に撮ってきた。
気温の上昇と雨ですっかり雪が溶けて、悪戦苦闘の痕跡も
なくなっているが・・・。
写真中央の土が掘れてるところが、ハイラックスの右タイヤで
掻き回した痕跡。
