横好きオヤジの見聞録

何をやっても二流か三流で一流にはなれない下手の横好きなオヤジの日記

スキーイヤーンと言わないスキーヤー

今日はスキー学校の指導者が人員不足に陥ったらしく、

ヘルプがかかったんでスキー学校のお助け指導員として出撃。

対象は市内の小学校の5年生。

全部で11班まであって、私の受け持ちは5班。

レベルは、過去にスキーをしたことがあるが限りなく初めてに

近いと言う男女12人。

初めはオッカナビックリコケまくり。

しかも、今日の天気は、神鍋らしい湿度の高い、雪と言うより

霙が降る一日。

それはそれはウェアがベチョベチョなるような辛い日だった。

でも、午後からはリフトに乗って、色んな斜面を御機嫌に滑走。

どうしても上達に後れを取ってしまう子もいたが、最後まで

スキー嫌だと言わずに頑張ったスキーヤー達。

今日の喜びを有難うねっ!

特に、午前の途中で「僕を他の班にしてください」と言った

男の子がいた。

確かに、始めて直ぐに、他の子に付いて行くのは難しいかなと

思っていた。

しかし、よほどのことがない限り、最後まで同じ班で過ごさせて

やりたかった。

この子なら最後まで付いて来れると言う思いと、彼を励ます

他の子達の思いを大切にしたかった。

だから、最後まで他の班に下ろさなかった。

最後の最後に彼は滑ることを諦めた。

集合時間が迫ったので、他の子を先に降ろさせて、挫けた彼を

しがみ付かせて滑って降りた。

もちろん、最後まで自分自身の力で滑らせた。

少しは、諦めない心を見付けてくれただろうか・・・。

そして、解散の前に、5班の子達を集めて話をした。

 「この豊岡に生まれ育った君達には、この但馬の豊かな自然、

 雪や水、山や海、それらに触れて、それらの大切さを

 学んでほしい。」

 「教科書の勉強も大切だけど、自然に触れて学ぶことも

 大切だからね。」

そんな話を沢山した。

君達は、最後まで眼を輝かせながら話を聞いてくれた。

有難う!

 「いつか、皆と一緒にスキーが出来たら嬉しい!」と言って

別れたけど、ウソじゃないからね。

いつか、今日みたいにコケて雪まみれになりながら、

お互いに笑い合いながら滑られたら、それほど嬉しいことはない。

今日の子ども達に感謝。

2008131