横好きオヤジの見聞録

何をやっても二流か三流で一流にはなれない下手の横好きなオヤジの日記

TOO MUCH PAIN

数年ぶりの高校の同窓会。

泊まりでするのは初めて。

皆、一段とオッサンらしさに磨きがかかっている。

特に、頭に磨きがかかっている輩がチラホラ。

羨ましいくらい春夏冬休み以外に長期特別休暇を貰っていた、

爽やかな高校生とは程遠い生き方をしていたエブリバーディー。

ろくでなし者達、はみだし者達。

TOO MUCH PAIN

皆、それぞれの職場で、それなりの立場になって、家庭を築き

子どもを育て、普通の社会人になっている。

輝ける十代を自由奔放に生きていた者達だと思えない。

で、何より嬉しいのは、昨年に定年退職された、3年間に渡り担任で、

剣道部の顧問で、最近になってようやく人間らしくなった、それはそれは

鬼のように怖かったY井先生も出席して下さったこと。

教師生活の、たった3年間の関係でしかなかったのに、私達の今の

仕事や生活状況など、事細かに知っておられたことに感動した。

改めて、Y先生の偉大さを思い知らされた。

当時は、部活の指導も厳しくて、いつか殺されるだろうと思っていた。

恐ろしくて目を合わせられなかった。

でも、厳しさの中に優しさがあった。

だからこそ、信頼して3年間も着いて行けた。

卒業後も慕い続けている。

そして、今になって、ようやくY先生の生徒を思う気持ちが分かる。

私達は先生の心を次代の人達に伝えなければならないと思わされる。

今の私があるのは、Y井先生がおられたからである。

たった3年間のことであるが、長い人生の宝物である。

数年前に大病を患われたものの、元気な姿に涙が出た。

出会いとは奇跡。

瞬間が人生を決定することがある。

やはり、良い出会いは人間を成長させてくれる。

感謝感謝である。

卒業アルバムに、筆でY井先生が書いてくださった『活人剣』の文字。

こんな私でも、心の奥底に刻み生きてみたりしています。

もちろん、思うだけで実行は出来ていませんが・・・。

そして、Y井先生を囲み、ろくでなし者達が酒を酌み交わす。

早朝、仕事のために、1人そっと部屋を出る。

ろくでなし者達の寝息を後にして…。

出勤途中の神鍋から竹野へ越える峠で見る雲海。

これからも雲海を見ることあれど、二度と同じものを見ることはない。

Y先生との出会いも、ろくでなし者達との出会いも二度と繰り返されない。

だからこそ、この瞬間を大切に生きなければならない。

 『人生とは出会いであり、その招待は二度と繰り返されることはない』
                                     ~アロッソ

あ、それからK村君、47歳にもなって集合写真の度に中指を立てるのは

やめなさい!

せっかくの集合写真が台無しじゃ~!

200911211

200911212