ちょっと富士山まで行ってきた。
某ツアーに参加して、3日の夜に出発して帰宅が今夜。
弾丸登山じゃなくて、8合目の山小屋で一泊して早朝に山頂に立って、
お鉢巡りをして下山の予定だった。
今回のサポートスタッフは、あの世界的にも有名な登山家である
渡邉玉枝さんとランナーである中山嘉太郎さん。
だがしかし、富士山は甘くなかった。
五合目からのスタートの時は、心配していた雨も上がって着ていた合羽を
脱いだくらい。
なのに、スタートして暫くすると雨が降り出して、その勢いは更に強くなった。
いつしか、それも暴風雨。
岩場は沢登り状態。
高山病でギブアップする数名の同行者は目的の8合目の山小屋に到達できず、
それぞれ途中の山小屋に緊急宿泊。
私は、体力不足で厳しそうな同行者のリュックを自分+2人分を担いで
目的の山小屋に到達した後も、両足の痙攣で下の山小屋に緊急宿泊することに
なった人のところまで痙攣止めの薬を届けに行ったりした。
翌日には雨も上がって山頂を目指せると希望的観測をしていたものの、
暴風雨+雷が更に激しくなった。
山小屋の人も「10年いるけど初めてのこと」って言われるくらいの状況で、
登山はもちろん、下山も出来ない状況。
しかも、5合目までの道路も通行止めになるしで、全ての山小屋が連絡を
取り合って宿泊者に登山禁止を伝え、下山も7時に一斉に始めるなど、
とんでもないことになった。
合羽を着てても中は汗と滲み込んだ雨でズブ濡れ。
私は素人ながらもパッキングが効果を発揮してくれて、衣類やタオルなんかが
塗れずに済んだけど、多くの同行者や他の登山者は衣類がベショ濡れで
寒さに震えて危険な状況。
濡れた衣類を絞って着なきゃならなかったみたい。
雨は強いものの、風と雷は弱くなったんで下山開始。
もちろん、体力的に弱ってる人のリュックを担いで下山。
欲を言えば、もう少しと言うか、人並みの頭脳に生んでくれればとは思うけど、
丈夫な身体に産んでくれた亡き母に感謝。
そんなこんなで、これは何の罰ゲームかと思うような、山頂に到達することが
出来なかった富士山登山は終了。
夜は宴会で盛り上がり、今日は三保の松原なんかにも行って、登頂こそ
出来なかったけど思い出深い登山にはなった。
来年、リベンジ出来るかどうかは分からないけど、いつか絶対に山頂に
立ってやろうと思う。
ま、とにかく、事故がなくて良かった・・・。