(スキー9日目)
キ~ンと冷え込んだ今日のスキー場。
ここ数日、極上の雪質。
朝陽に照らされキラキラと輝く雪の上に無数のアニマルトラック。
昨夜の内に走り回った動物たちの足跡。
多くはウサギのものだが、キツネの足跡もあった。
ウサギがキツネから逃げ回ったであろう両者の足跡もあった。
自然ってエエのぉ~!
そして、もう一つのアニマルトラック。
ようやく、ようやく、今シーズンのために買った新しい板を履くことが出来た。
ReIsmのWOLF。
そう、オオカミちゃん。
ってな訳で、素人ながらのインプレッション。
一応、同メーカーのLA-Fと比較してみる。
使用ワックスは、いつもの通り日之本蝋燭社製のスノーダンプ用ワックス。
ビンディングは、マーカーのスキッゾで前後方向にビンディング位置を
変更できる優れもの。
で、リフトに乗るために履いた瞬間、足元にガツンとした感触。
かなりシッカリした感じ。
まずは、緩斜面を流してみる。
ん~、何も感じない。
ってか、LA-Fの方が滑りやすいかも?
次に、整地の急斜面。
高速の大回りをしてみたけど、板のトップがブレずに恐怖感がない。
そして、雪をシッカリと捉えてくれて、「ワシにも切れる滑りが出来るがなっ!」
と思わせてくれた。
整地の中斜面では、ターンの中盤から後半にかけて足の裏全体を使って
押し出すようにしたら、思った以上に板が前に走ってくれた。
テールが押し出してくれるような感じと言ったら良いかも???
LA-Fで同じようにしても、それほど板が前に走るって感じはないんで、
そのままの姿勢で良いんだけど、WOLFは身体が遅れそうになるんで、
積極的に身体を前に出してやる必要があるように感じた。
そうすることで更にスピードを上げられる。
そして、ターンの切り替え時にトップの抜けが良いと言うかスムーズに
板が進行方向を向いてくれるような気がする。
LA-Fに比べると、板の幅が全体的に太いけど、トップの形状がスムーズさを
生んでるのだろうか?
整地の急斜面での小回りはLA-Fとの差を感じられなかった。
つまり、最高に小回りがしやすい。
新雪の急斜面では、可もなく不可もなく。
こればっかりは、新雪をやる時には専用のデカ板しか使わないから、何とも
評価が難しい。
コブの急斜面では、LA-Fの方に軍配が上がる。
ま、傷を付けたくなくて、思い切って滑られなかったってのもあるけど・・・。
んで、5線のコースを高速で一気に10本ほど連続で滑ってみた感じ。
高速の安定性は抜群で、切れがあって気持ち良い高速ターンが出来る。
地形やコブで高速のまま飛んでみても、ランディングで瞬時に雪面を捉えて
安定した滑りを続けることが出来る。
チョコマカした滑りよりも、爆走するのに持ってこいの板であることは間違いない。
なので、週末などの人が多い時に履くことはお勧めしないし、高速で滑らない人は
止めておいた方が良いと思う。
最後に、スキッゾの位置変更機能を1本づつ試してみた。
まずは、ビンディングを一番後ろに設定。
高速でトップがバタついてテールからの圧力がなく面白くないし、飛ばせない。
次に、ビンディングを一番前に設定。
テールからの圧力があって、ターン中に前に押し出される感じはするんだけど、
トップに圧力を伝えられなくて、何となく不安になる。
やっぱり、設計者の意図通り、スタンダードな位置が最高なのかもしれない。
ただ、0.5㎝単位で前側に良いところを探すと、面白いセッティングが見つかるかも?
ま、これは身体的な差とか癖とかで個人差があるから、良い位置は人それぞれ。
あ、それと、この板しか持って行ってなくて、パウダーを滑りたい時には、
ビンディングを一番後ろにセットすると良いかもしれない。
一番後ろにセットしてスピードさえ出せば、トップは浮いてくるはずだから、
そこそこのパウダー滑りが出来るかもねぇ~。
そんな訳で、私の一番のお気に入りの板になったのである。
そんなこんなで、WOLFのアニマルトラックを付けてやったぜい!
帰宅後、用事を済ませて、お孫ちゃん達を保育園にお迎え。
今夜は、我が家にお泊りで賑やかな夜になった。
私、本日を持ちまして、目出度いのか目出度くないのか分からないけど53歳と
なってしまったのである。
そんな訳で、ご馳走やケーキをご馳走してもらった。
ありがとうございます、良い誕生日を迎えられました。
歳を取るのは悲しいけれど・・・。