横好きオヤジの見聞録

何をやっても二流か三流で一流にはなれない下手の横好きなオヤジの日記

麒麟獅子マラソン大会

昨日、5月28日に市町合併で新温泉町になった、旧浜坂町で

開催された麒麟獅子マラソン大会の10kmの部に参加した。

まぁ、参加したと言うだけで記録は・・・。

でも、目標であった50分を辛うじてではあるがクリアーして

49分22秒で完走。

その昔は40分を切るか切らないかで走れたのに。

今じゃ、5kmを走っても10kmを走ってもハーフを走っても

スピードが変わらない。

なんせ、1年に1~2回のマラソン大会に参加するくらいで、

しかも10日に1回3kmくらいのジョギングしかしていないので

これ以上を求めるのは無謀っちゅうもんである。

で、スタート前のアップであるが、例のとおりやんなかった。

限りある体力をアップで使ってしまっては勿体ない。

一生懸命にアップしてる人達を横目に歩くだけ。

そして、いよいよスタート10分前、着く位置はもちろん最後尾。

号砲とともにダッシュする人達の後ろからトボトボトボトボ。

折り返しまではグッと我慢した。

普通の人なら、ここで言う我慢は「もっと飛ばしたい」と言う

先走る気持ちを抑えることなんだろうが、私は違う。

「ゆっくり行けばエエがな!」と言う悪魔の囁きに心が折れないように

グッと我慢しただけ。

折り返しで時計を見ると25分と少し。

オオッ、5分/kmで走ってるでないかい。

ってなわけで、復路は少し頑張って、目標の50分を切れた。

そうそう、スタート前に70歳くらいのジイチャンに声を掛けられた。

スタート前に近くでタバコを吸ってる参加者がいて、それを見て

私に「スタート前にタバコを吸っとるけど、体に悪いでぇ、なぁ!」と

話しかけられたことを切っ掛けにしばらく話をしてた。

大阪の南部から来た、なかなか面白いジイチャン。

8年前までヘビースモーカーだったんだけど、走り始めたのを

切っ掛けに止めたらしい。

今じゃ、匂いを嗅ぐだけで気持ち悪くなると言っていた。

私もタバコを吸わないので、これにはウンウンと頷いた。

「お酒は飲まれるんですか?」と聞いたら、ニコニコしながら

「飲むでぇ~、ワシャ、朝5時半に起きたら、すぐに飲みだすんや、

焼酎やけどな、酒はタバコと違って体にエエさかいな・・・。」と

自論を展開。

私も酒好きだから、これにもウンウンと頷きながら聞いていたが、

「でも、飲み過ぎは体にも悪いでしょ?」と聞いてみた。

帰ってきた言葉は「そうかぁ?ようけ飲んだ方が調子は

エエけどなぁー!」だった。

なんて、自己に寛大な、物事を都合良く考えるジイチャンだろうと

思いながらも、将来の自分をそこに見たような気がした。

そのジイチャン、神鍋マラソン大会にも毎年参加してるらしい。

そして民宿○○に毎年宿泊して飲み食いして楽しんでるらしい。

このマラソン大会には、仕事が休みだったらスタッフとして

参加するから、また会うことがあるかもしれない。

ジイチャン、またどこかで会えるように、長生きして

走り続けていてくれ!

あ、ちなみにこのジイチャン、最後尾を後送ランナーに付き添われ

時間内に完走していた。

ゴール後に声を掛けたら、「何とか時間内に走れたわ」と

満足げだった。

さて、実はこのマラソン大会には我が大奥様も一緒に参加した。

この大奥様、中学高校と陸上部だったのだが、マラソン大会などに

参加しだしたのは数年前から。

だと言うのに、その走り始めた数年前から入賞者席が指定席。

この麒麟獅子マラソン大会でも同じ10kmを走ったのだが、

私よりも遥かに早くゴール。

10km女子40~49歳の部で1位に遅れること4秒で、見事2位。

悔しいが、元々持ってるポテンシャルが私とは違うんだろう。

あ、大奥様が持ってる、私より高いポテンシャルは、

走ることだけではない。

私を叱るポテンシャルは、恐ろしく高いものを持っている。

それだけは、早く能力低下してほしいと思う今日この頃である。

ちなみに、次の写真が表彰式の様子。

もちろん、私のではない、大奥様の表彰。

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