飼ってるドンコのエサ用と、エビ水槽への追加用として、近くの川でエビを捕っている。
エビの種類は、スジエビと外来種のシナヌマエビと、その他正体不明のヌマエビ数種。
捕り方は、網で草むらをガサガサするだけ。
去年までは、その時に必ずと言って良いほど、エビと一緒にヤゴやカワニナやシジミが
網の中に入っていて、それらを川に戻してエビだけを持ち帰っていた。
ところが、この春から気が付いたんだけど、シジミが入らなくなっていた。
なので、昼過ぎからの仕事までに、胴長靴を履いてザルを持って川に入り、シジミ調査を
やってみた。
ちなみに、この辺にいるシジミは、外来種のタイワンシジミ。
そのタイワンシジミの中でも、カネツケシジミ型である。
昔は、日本固有種のマシジミもいたらしいけど、既に私が子供の頃には
絶滅してたみたいで見ることはなかった。
そして、いつの頃からかタイワンシジミが大繁殖した。
ま、心当たりがないわけではない・・・。
で、そのタイワンシジミだが、既にマシジミもいないし、増えても他の生き物に
影響は与えてなさそうなので、特に問題視はしていなかった。
んで、シジミ汁にして食べようと思ったことと、ここのところ見ないような気がしたんで
本格的なシジミ採り。
ところが、浅場、深場、淀み、流れのあるところと、様々な状況で探したけど、1個も
採れなかった。
ザルで砂をすくえば、アッと言う間にシジミ汁が出来るくらい採れていたシジミが
絶滅しているのである。
ま、外来種だから、絶滅するのは良い事なんだけど、何が起きているのかが問題。
上流域で河川でも陸上でも工事は行われていないし、家畜等の養殖業が
あるわけでもない。
それに、魚、ヤゴ、カワニナ等、他の生き物は増加傾向にある。
何故じゃ、何が起きているのじゃぁ~?
これは、異変と言って良いのではなかろうか・・・。
ただ、自分でも思うんだが、私の存在が異変なのかもしれない。
エエ歳したオッサンが、胴長靴を履いてザルを持って川でガサガサやってるのは、
誰が見ても変である。
こんなことやってる小学生もいない。
ま、幸いなことに、近所の人達は「あ、また〇〇ちゃんがやっとんなるで!」と理解を
示してくれている。
はず・・・。
ん~、何とかして、こんなことをする子供らを増やしたいものだ。
自分の住む地域の自然を知ることは大切なことなのである。