横好きオヤジの見聞録

何をやっても二流か三流で一流にはなれない下手の横好きなオヤジの日記

梅雨空に・・・

先週の初めには梅雨明けすると、大した根拠もなく予測していたが、

見事にハズレて梅雨真っ最中。

そんな梅雨空の海の日に、我が家の近くにある但馬空港

着陸しようとしていた鳥取からのヘリコプターが消息を絶った。

但馬空港ってのは通称であって、正式には但馬飛行場。

空港の条件を満たすに足らない航空機の離発着場なんで、空港に

なりたくてもなれない飛行場。

「早く空港になりたぁ~い!」と、妖怪人間ベムも言っていない・・・。

で、今日は朝から捜索のためのヘリコプターが我が家の上空を

飛び交っていた。

テレビでもネットでもニュースで大きく取り上げられていた。

捜索しているヘリコプターが飛んでたのは高度300mくらいだと思うけど、

雲で見えたり見えなくなったりするほどの低雲梅雨空。

私のホームページのトップの壁紙にしている標高663mの大岡山の

半分から上が雲に覆われて見えないほど。

この但馬は、一番高い山でも1510mの氷ノ山で、2000mを超えるような

高い山はない。

しかし、標高800mくらいの山が多く、それらに囲まれている。

着陸を諦めて、鳥取に帰ろうとして視界不良のため、山の中腹に

激突したんだろうか・・・。

まぁ、私がこうして生きてるってことは、少なくとも我が家に激突していない。

しっかし、この但馬飛行場ってのは、事故の多い飛行場である。

夏場は空気密度が低くなるから、定員を減らさなきゃならないような、

小さなレシプロエンジンの飛行機が離発着している。

確か、メーカーが指定している滑走路の長さを満たしてなかったような・・・。

過去、あのロック岩崎を始めとして、但馬飛行場を離発着した多くの

航空機が事故を起こして多くの人が亡くなっている。

事故の頻度としては日本最高なんじゃないかと思えてしまう。

この豊岡ってところは、高温多湿低温多雪、海抜1mくらいのところに

市街地があるような日本のバングラディッシュと思えるようなところで、

ちょっとした大雨のたびに街は水浸し。

このまま温暖化が進んで1mほどの海面上昇で消滅してしまうようなところ。

そんなことから霧は多いし、「弁当忘れても傘忘れるな」の諺があるほど

雨が多く、日本で一番暮らしにくいと思えるような土地である。

まぁ、そのお陰で、多種多様な生き物が生息し、春夏秋冬にメリハリが

あって、私は好きなのだが・・・。

で、そんな過酷な環境に飛行場を作るのが間違っているのかもしれない。

私は、出来ることなら但馬飛行場を利用したくない。

だって、いつ落ちるか分からないんだものぉ~!

確かに、飛ぶものは落ちる、浮くものは沈む、立つものは倒れる。

だから、仕方ないのかもしれない。

しかし、レジャーとしてのパラグライダースカイダイビングは別として、

この但馬で航空機を運用することはリスクが大きいと思えてしまう。

2009720