今日は朝帰り。
朝帰りと言っても遊びからではない。
若い頃は遊びからの朝帰りは日常茶飯事で、そのまま仕事に
行くことも普通だった。
さすがに、この歳になると遊びからの朝帰りは・・・。
ハハ、時々やってるかも!
でも、今日は仕事を終えての朝帰り。
従兄弟が石材店を営んでて、従業員さんだけでは手が
足らない時に応援要請があって時間の都合の付く時には、
その応援要請に応えて手伝いに行ってる。
で、今日はその手伝いに行った。
その手伝いの内容はと言うと、墓を作るための材料を
運搬するためのモノレールのレールを設置する作業。
墓ってのは、条件の良いところにはない。
特に、この辺は山の上にある。
もちろん参道はある。
しかし、それとて材料を運搬するためのエンジン付き運搬車で
運ぶには、ところどころ桟橋を組まなきゃなんないし時間は掛かる。
設置するのは大変だがモノレールを設置するのが仕事が早い。
ってなわけで、とてつもなく急な斜面の木々や竹を伐採しての
モノレール設置。
立ってるのが大変なほどの斜面を約100m。
全て鉄の材料を担いで何度も何度も斜面を登り打ち込み、
設置する作業は肉体と精神を鍛えてくれるのである。
明日も休みなので手伝いに行くが、明日で終わらせる予定。
写真が今日の成果。
この仕事から帰って、剣道の練習に行ったが、さすがに
疲れた身体には辛かった。
さて、て○職と書いて、○の中に何の字を入れるのか?
私の場合はて「に」職、つまり『手に職』である。
他に考えられるものに「ん」がある。
漢字にすると『天職』『転職』がある。
私は、今の本業を『天職』だと思って頑張っている。
しかし、いつかは、それも終える時が来る。
その時、我が身を助けてくれるのが『手に職』であると思う。
石を切ったり磨いたり、字を掘ったりは出来ないが、道具と
製品にさえなった石があれば、一つの墓地を完成するだけの
技術は身につけている。
これは、ある意味で凄い『手に職』ではないかと思う。
もちろん、定年退職後に石材店をするつもりはないが、
自分の墓を作ることは出来るのである。
あ、この仕事はあくまでも従兄弟の仕事の手伝いであって、
『転職』ではない。
「I Love 本職」であるのだから・・・。