横好きオヤジの見聞録

何をやっても二流か三流で一流にはなれない下手の横好きなオヤジの日記

雨と雪の真ん中で

仕事終わって帰る頃に雨になった。

冷え込んだ朝で、家の近くの道路の日陰になっているところは凍てていたのに、

空から降ってくるのは雨。

だからと言って、家でゴロゴロしちゃうと、そのまま1日が終わっちゃうんで、

今日も飽きずにスキーへGO!

スキー場の下の方は雨だったけど、上の方は雪。

しかも、雪質もまぁまぁで良い感じ。

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ただ、昼頃になるとガスが出だしたんで下へ移動してランチ。

今日のランチはコーンポタージュスープとクロワッサン。

ちょっと、オシャレじゃなぁ~い?

あ、もちろん、クロワッサンは5個食べた。

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で、自炊して休憩してると雨も小降りになったんでコブ滑り。

疲れてきたのと、済ませなきゃならない用事があったんで、2時で終了。

さて、こないだの私なりのコブの滑り方の補足。

ま、コブだけじゃないんだけど・・・。

ってのも、「板の真ん中に乗れ!」とか「板の真上に乗れ!」って指導してる

声を聞くことがある。

あくまでも、私なりの解釈と表現なんだけど、板には真ん中も真上もない。

確かに、板にはビンディングを取り付ける際にブーツセンターってのがある。

ただ、それは板の真ん中でも、そこに力を集中させる位置ではない。

人は走る時に、足の裏をどうやって使ってるかと言うと、体重は踵から

徐々に爪先に移動して蹴り出すことを両足で交互に繰り返す。

歩く時も、走る時ほど強くはないけど、踵から爪先に体重を移動させている。

じゃ、スキーでターンしてる時はどうかってことなんだけど、まずは板を考えずに

足の裏だけで考えてみる。

ターンは爪先から入って、徐々に踵に体重を移動させ、それを両足交互に

繰り返すことでターンを連続させる。

それに板を履くだけのこと。

つまり、常に板に乗る位置は動いているし、ここが板の真ん中だと決めて、

そこにばっかり力を集中させてたら、生まれたての小鹿みたいヨロヨロ。

天秤ばかりをイメージしてほしい。

ここが板の真ん中って位置が天秤ばかりの中心とする。

滑ってる最中は、常に加重は移動させなければならないのと同じで、

天秤ばかりの中心は常に変化する。

天秤ばかりにバランスをとらそうと思うと、錘を増減させなきゃなんない。

それと同じで、板の真ん中を決めちゃうと、自分の体重を瞬時に増減させなきゃ

なんないのである。

数ヶ月にも及ぶ過酷なダイエットをしたところで、体重は大して減らないんだから、

滑ってる最中に、それをせなんちゅうのは、ズェッタイに無理っちゅうもんである。

で、その爪先から踵への体重移動も、あくまでも絵に描いた餅状態の説明。

整備されたコースでも、雪質、斜度、雪面は常に変化してるから、時には

踵だけに加重する場合もある。

ましてや、コブ、不整地、深雪だと、加重する位置は常に変化するのである。

だから、「板の真ん中に乗れ!」とか「板の真上に乗れ!」って指導するのは、

かなり不親切じゃないかなと思っちゃったりするのである。

そうやって指導された初級者さんは、悩める日々を送ることになるんだと思う。

で、私のなりの結論。

板には真ん中もないし、真上もない。

乗る位置、つまり力を加える位置は、斜度、雪質、雪面形状など、様々な

状況によって目まぐるしく変化する。

とにかく、考えて滑っててもダメよダメダメ、ダメなのよん!

人生と一緒で、一か八かの行き当たりばったりってもんですわ。

(スキー23日目)