(スキー38日目)
仕事終わって、のんびりと準備して山へGO!
天気は上々、風はフワフワ、花粉と黄砂はバッサバサ。
直ちに、山頂付近のコブを攻める。
1本目から全開。
いつものことだけど、昔にやった左膝内側副靭帯不全断裂の痛む。
ただ、そんなこたぁ~関係ないのさ、精神が脳内麻薬を欲しているのさぁ~!
ってな訳で、コブジャンキーと化す。
途中、休憩がてらに、林の中を滑って3線降り場の上に出てみた。
あちこちで雪は割れてて、そんなとこは飛ばなきゃ危険で、それがまた脳内麻薬を
ビュッビュビュッビュと噴出させる。
そんなこんなをしてて、3時頃になると雨が降り出した。
それは春雨。
決して、食べ物の春雨ではない。
激しく降るでもなく、シトシトと降り続ける雨。
今日がオクカン最後になるかもと思いながら撤収。
そして、一昨日に続き一日一善。
男性が蹲っていて明らかに様子が変だったんで声を掛けてみた。
転倒して右膝を痛めて動けず、既にパトロールは要請済みとのこと。
ただ、その場が危険な感じだったんで、スキーをクロスで立ててあげて、念のために
リフトに乗る前にパトロール事務所に寄って報告。
いやぁ~、今日も少しだけど良いことをして気持ちが良い。
んで、今日もだけど、この前から感動したことがある。
まず、こないだのこと、休憩で入ったロッジで、1人の若者が昼食を摂ろうとしていた。
茶髪のスマートフォンを弄ってる今風の若い男性。
その彼が、食べる前に、そっと手を合わせ小さな声で「いただきます」と言って
食べ始めた。
決して意識して行っていたのではない、自然と出た行為。
オッサンは感動した!
きっと、その彼を育てたご両親は、素晴らしい育て方をされたんだろうと…。
そして今日も、休憩と今シーズン最後になるかもしれないんで、挨拶するために
入ったロッジで、2人の30歳くらいの男性の内の1人が、カツカレーを食べる前に、
手を合わせ大きな声で「いただきます!」と言いながら食事を始めた。
それも、日頃の習慣が自然に出た感じ。
またまた、オッサンは感動した。
私は出来ているだろうか?
自分の子供や孫ちゃん達に教えてきたつもりではあるが、ちゃんとしてくれてるだろうか?
食べ物をいただく時には、食材の命、獲ったり育ててくれた方、料理を作ってくれた方に
感謝をしなければならない。
一つの食べ物には多くの命を奪い、多くの労力がかかっている。
そのことに感謝の意味を込めて、手を合わせ「いただきます」と言うことが大切なのである。
そして、食べ終わった後には「ご馳走様でした」と言うこと。
「いただきます」を言う人は「ご馳走様でした」を言うはずである。
私にとって今日で今季最後になるかもしれない奥神鍋スキー場。
山、雪、スタッフ、友人等々、全てに感謝。
ただ、まだ手は合わせない。
もちろん、その時々で感謝はしているが、まだ「ご馳走様でした」は言わない。
ひょっとしたら、クローズとなる22日までに行くことが出来るかもしれないから。