横好きオヤジの見聞録

何をやっても二流か三流で一流にはなれない下手の横好きなオヤジの日記

波浪中阿呆

今日は朝から冷たい雨どころか、霰や霙が降った。

でも、季節風ブーブー。

来月の中旬まで予定がギッシリで、その頃にはスキーシーズン。

今年最後の海での凧遊びにするつもりで行った。

波浪注意報が出ている今日、葛野浜は波がデカくて崩れてるはず。

波が少しでも小さいことを願って気比の浜に行った。

波はやっぱりデカかった。

おまけに強弱が激しい強い西風。

飛んでるトンビが風に翻弄されて上下左右にフラフラ。

まぁ、波浪注意報が出てるんだもんなぁ・・・。

こんな中で遊ぼうってのが波浪中阿呆。

で、ウェットスーツに着替えて車中で待機。

水平線に出る虹を見ながら、私、待つわぁ~♪

1時間ほどして、晴れ間が出たりして風も安定してきたんで、

カイトをセット。

その時、若手同僚のT君がサーフィンをしに来た。

サポートしてもらいカイトをテイクオフ。

オォ~、上空の風は乱れまくり!

自分が乱れるのは好きだが、風が乱れるのは嫌いじゃ~!!!

ブローが入りまくって、体がホイホイ浮かされる。

でも、せっかくなんで、ボードを片手に海へ。

ボードを履いてレディポジションに・・・。

なんて出来るはずがない。

風の強弱が激しくカイト安定せず、バックしてパワーゾーンに

入ったところでブロー。

釣られた魚が強引に水面を引き寄せられるように、成す術もなく

水面を跳ねながら引きずられる。

そして、また風が弱まり着水。

何とかリランチさせるものの、それの繰り返し。

何度目かの着水で、何をやっても無理だと諦めた。

そして我は浜を見る。

ゲェ~、浜から遠くなっている。

カイトをリランチさせて、反対に振ればボディドラッグで帰ることが

出来るけど、波間に入るとカイトも見えないくらい波が高くて、

リランチ困難。

しかも、沖に沖にと出ている感じ。

道具を諦めずに悲惨な状況になるか、助かるために道具を

諦めるか、一昔前のパソコンどころか、100円ショップに

売っている電卓にも及ばない脳ミソが全力で解析。

海原に消えていく私を若手同僚T君が見て、慌てて緊急通報して、

赤や白の車が浜に集結し、海のお猿さん達が竹コプターや

お船でお迎えに来る状況が脳裏に浮かんだ。

アカン、作り笑いでゴメンナサイじゃ済まされない。

ま、そこまで悲惨な状況じゃないけど・・・。

しかし、躊躇は危険。

ハーネスからチキンループとハンドルリーシュを外す。

ボード片手に、浜に向かって泳ぐ。

泳げ、泳げ、泳ぐんだじょぉ~!

カイトは西風に運ばれて、西の端にあるテトラポット

打ち付けられて、見るも無残な姿になるだろうと諦める。

な~んて諦められるはずもなく、カイトの行方を確認しながら上陸。

T君に「浜を走って回収しに行くけど、間に合えへんかもしれん、

車で先行してくれ!」と頼んで、私は浜を走る。

幸い、テトラの手前で、浜に寄ってきて無事に回収。

次に、T君にカイトを持ってもらい、ラインとハンドルを回収。

あ~、良かった!

もう、海に入る気にもなれず、そそくさと撤収。

家に帰って、霙の降る中、全ての道具を水洗いして陰干し。

天気の良い日に完全乾燥させて来年の春までサヨウナラ。

波浪中阿呆の素敵な一日。

20071122