仕事を終えて用事を済ませて、帰宅したのが10時前。
朝食をギャル曽根のごとく流し込み、道具の準備をしてGO!
今季初の凧遊び。
葛の浜に着いたら、風は良い感じだけど、波がザッブ~ン。
こりゃ、私には無理かなと思いつつも入りたくて仕方ない。
北東の風なんで、サーファーに迷惑掛けちゃ悪いんで、風下から
入ることにしたんだけど、浜は恐ろしいほどのゴミゴミゴミ・・・。
カイトを上げたり下ろしたりする場所がない。
かと言って、片付けてスペースを確保しようにも、大量のゴミの
前では象のウンコを転がそうとするフンコロガシみたいなもんで、
とっても無理。
これじゃあ、観光地としてやってけないだろうなぁ・・・。
♪あ~あぁ~、丹後半島、ゴミ景色ぃ~♪
で、浜を眺めてると、少し小天橋側に行ったところにスペースを発見。
去年もハイラックス君で進入してた辺りだし、サーファーもいない。
じゃ、今日もそこに行きましょかいなと4WDモードに入れて
砂浜に入った途端、ズルズルズルリンと車がスタック。
実は、今まで履いていたタイヤはマッドテレーンだったんだけど、
山が減っちゃったんで、ガレージの奥で眠ってたチョット細めの
オールテレーンに替えた。
タイヤが変ると、こんなにも差があるのねぇ~なんて思いながら、
セルフレスキュー開始。
スコップを出してタイヤの下を掘って、拾ってきた板を敷いて
脱出を試みる。
何度も何度も同じことを繰り返す。
1時間ほど頑張った。
潮風が、汗が、涙が塩辛い・・・。
これこそが、名言「涙は心の汗だ!」状態か?
少しずつだがバックするものの、そこから5mほどが登りに。
いよいよ行き詰まり、セルフレスキューは諦めようかと思い、
まずは近くの海でサーフィンをしていそうな若手同僚のT君に
電話をするが出ない。
ひょっとして寝てるのか・・・。
確かに彼は寝てしまうと起きないなからなぁ~。
次に若手同僚K君が休みで海にいることを願って電話。
やっぱり出ない。
ま、K君は普通なら仕事だし、来月には莫大な借金を抱えたまま
結婚するほどの、男気のある男の中の男だから忙しいんだろうなぁ。
こりゃ、JAFでも頼まなきゃなんないかなと思ってたところに、
サーファーのお兄ちゃん達が登場。
真っ黒に日焼けしたナイスガイな3人。
「押しましょうかぁ~?」と爽やかに声を掛けてくれた。
お言葉に甘えて手伝ってもらうことにして、こんなところで
スタックするなんて不思議なんですよねぇ~と言いながら、
アクセルを踏んでみる。
すると「前輪、動いてませんよ!」の声。
私は、即座にそして華麗に車から飛び降りた。
それは、まさに白馬から颯爽と飛び降りる王子様のように・・・。
いやいや、ブルース・ウィルスのように泥臭く転げ落ちた。
そして、前輪のフリーホイールハブを確認した。
ゲッ、フリーになってる!。
こないだ、車検から帰ってきたんだけど、車検の時にハブを
フリーにしてあったみたい。
私は、年がら年中、ハブはロックしたままでフリーなんか
したことないんで、疑いもしなかった。
と言うか、考えもしなかった。
サーファーのお兄ちゃん達に笑顔で見送られながら、何事も
なかったように脱出した。
笑顔が素敵なナイスガイ。
笑いたければ笑うがイイさ・・・。
きっと、その笑顔はそうなんだろ?
心の中で、アホだコイツと笑っているんだろ?
でもね、ホント、ブログのネタを作るためとか、人を笑わすために
やってるんじゃないのだよ。
この普通の人が非日常だと思うことが私の日常なのである。
人生は冒険なのさぁ~!
で、脱出直前に、葛の浜の西側でカイトが1機上がってたんで、
そっちに移動した。
Dさんが華麗に海を疾走。
色々と教えてもらってるところに、Iさんが登場。
浜から華麗にジャンプして空中でボードを履いて海を疾走。
私は、ひたすら波打ち際を引きずられ、やっとスタートできたと
思っても、波にウェスタンラリアートを食らい撃沈。
やっと波を越えたと思ったら飛びたくないのに飛んで撃沈。
3時頃までそんなこんなを続けて帰路に就いた。
カイトの写真は、もちろん私ではなくDさん。