例年のスキーツアー、今回は志賀高原じゃなく、ちょっと蔵王に行ってきた。
前々から、一度は蔵王に行ってみたいと思ってた。
費用も時間も掛かることを覚悟に企画してもらい、職場にも無理を聞いてもらい
念願かなって、いつものメンバーと行くことができた。
メンバーと言っても3分の2が老人会ってな感じだけど・・・。
で、初日は朝の9時頃に到着して、準備を整えまずは樹氷原を目指した。
ゴンドラを降りると、猛烈な風と寒さと視界の悪さ。
こりゃ、樹氷も出きるはずだわ・・・。
2日目は午後から天気も回復して壮大な樹氷原を堪能。
それは、まるでこの世のものとは思えない世界。
氷ノ山も日本国内では樹氷が出来る代表的な山ではあるが、さすがに
これほどまでの樹氷は無理。
ま、氷ノ山の樹氷を見に行ったことがないんだけど・・・。
目の前に朝日連峰と単独峰の月山を望み、遠くに更に高い単独峰の
鳥海山を望む。
夜は樹氷のライトアップを見に行った。
3日目は、朝から天気も良く、樹氷原を滑るのは爽快。
そして、前の2日間で滑ることが出来なかったコースを堪能。
整備されたコースは気持ち良くレールの上を走る高速列車の様に滑る。
不整地は軽い雪を吹き飛ばしながら走るラッセル車の様に滑る。
スキー場の中には、さすがに冬期は閉鎖されてるけど温泉もあって、
温泉街だけじゃなく、ありとあらゆるところで温泉の硫黄の香りがして、
温泉としても最高級。
出来ることなら1ヶ月くらいは、温泉と樹氷とスキーを堪能したいと思うくらい
良いとこだった。
ただ、一つだけブチ切れたことがあった。
これは、蔵王温泉スキー場のせいじゃない。
あるレストハウスで休憩して出た時、私のストックがないじゃないかぁ~い!
仕方ないんで、まずは届出をして周りを観察。
一緒に居た多くのメンバーが私のとは似ても似つかないレンタルと思しき
怪しいストックを発見。
更に、メンバーの洞察力で私のストックを持って滑ってる人を発見。
直ちに近寄りストックを見ると、間違いなく私のストック。
私はスキーにもストックにも住所氏名電話番号を書いたネームシールを貼って、
個人情報公開状態なので一目瞭然。
で、ただ単に間違ったんなら仕方ないと思い回収。
私のストックを持って行ったのが、私達が休憩していたレストハウスを本部に
活動していた修学旅行で来ていた高校の引率の先生だった。
ま、その時までは、それほど腹も立てていなかった。
返してもらって、届けを出したとこに報告に行こうとした時、その先生の声。
「すみません、自分のストックが分からなくなったんで、近くのストックを使いました。」
カッチン、カッチン、カッチ~ン!
コラコラコラ、教育者たる者が、それかい?
取り敢えず、本人には「その言い訳は変でしょ!」と怒っておいて、さすがに
その言い訳には勘弁ならず、紛失届けの停止報告をした後に、レストハウスの
某高校本部に殴り込み。
もちろん、紳士的に理路整然と事情を説明して
「こちらの学校の教師は、自分の物が分からなかったら他人の物を使えと
指導されてる生徒さんは可哀相ですね!」
と苦情を入れておいた。
リフトに乗ろうとしている私のところに、連絡を受けた代表の先生が来て
お詫びに来られて、誰だったか聞かれたが、さすがにそこまでは言わなかった。
事情を説明だけしてサヨナラ。
関西の某○○高校の○○先生、教育者たるもん、自分の姿勢を生徒は見とるぞ!
で、深夜に爆風と大雨と雷の中を西に進み今朝方に帰宅。
この低気圧の発達は、恐ろしいほどの節分寒波の予感。
帰宅後、一眠りした頃に孫ちゃん達が来宅。
夕方まで孫ちゃん達と遊んで夜は剣道の稽古。
膝の痛みもなくなって、スキーも剣道も快調。
こりゃ、節分寒波が楽しみだのぉ~!
(スキー15~17日目)