今年も春日であった中兵庫クラシックカーフェスティバルに行ってきた。
色とりどりの昔に憧れた名車迷車珍車に享楽。
文化の日に旧車文化に酔いしれ、私自身や悪友が乗ってた旧車を懐かしむ。
私が初めて乗った車は、ダルマと呼ばれていたTA22型のセリカGT。
ブラックに塗装して足回りを弄って、ホイールはレーシングフォージの7Jで、
タイヤは60扁平のアドバンD。
テールランプはプラ板を張ってワンテール。
フロントフェンダーに付いてたバックミラーを取っ払ってドアミラー。
マフラーはデュアルの爆音仕様。
闇夜にアクセル全開で突っ込んで行くことだけが青春だった。
全てが道交法違反だったなぁ~。
なんせ、ドアミラーや60扁平のタイヤが違反だったから。
そんな厳しい世の中を生き抜いて、今の私があるのである。
そして、そんなことを旧車たちを見ながら回想。
石油発動機を回す会のイベントもあって、古き内燃機関に酔いしれる。
我が家にも私が子どもの頃に使っていた石油発動機がある。
十数年前に金属回収業者が来た時、父が出そうとした時に止めさせた。
ヤンマーだから、今日のイベントで出展されてたほどの希少価値は
ないとは思うけど、私にとっては我が家の稲刈り後の脱穀なんかに
動いてくれていた発動機は捨て難い思い出なのである。
そんなこんなを思いながら楽しんだクラシックカーフェスティバル。
アクセルを踏むことこそが『青春』と思っていた時代の車たちは輝いていた。
あぁ、それに比べて私ときたら・・・。
すっかり、ブレーキしか踏めない大人になってしまったわい!