上司M様からの預かり物ベスパLX125。
何とか駆動系が組み上がった。
試しにエンジン掛けると異音もないし、ガレージ内で2mほど動いてみたけど
変な感じもなし。
ただ、今日は雨降りだったんで、試走は後日にする予定。
で、作業が簡単だったかってぇ~と、そうでもなく大変だった。
ってのが、クラッチの取り付けナットが45mmと大径。
さすがに、そんな大きなソケットは持ってないし、持ってる一番大きなモンキーも、
そこまで開かない。
マイナスドライバーで叩いて回すとナットを傷付けるんで、パイプレンチをチョイス。
ナットを痛めるのが嫌で慎重に咬ませて柄をゴムハンマーで叩くと、
意外と簡単に緩んでくれた。
後は、スプリングを押さえつけるようにすれば手で回せて外れた。
んでもって、新たなクラッチ一式に交換して前側のプーリー一式も交換。
ただ、2種類のウェイトが入ってて、どっちを使って良いのやら・・・。
なんせ、どの部品も取扱説明書が外国語なんで、僅かの写真と勘で作業。
それでも何とか説明書からウェイトが125cc用と150ccだってことが分かって、
125cc用を選んで組んだ。
で、問題は後ろ側のプーリーを押し付けるスプリングの強くて
ベルトが張りすぎてて前側のプーリーが上手く取り付けられなかったこと。
ベルトを引っ張って、前側のプーリーを少しずつ締め付けながら
ベルトを動かし馴染ませながら、更に締め付けを繰り返した。
あとは、全ての作業を分解した順番の逆で組み付けて作業完了。
以下が、今日の作業の手順。
・ 前側のプーリー取り付けナットをインパクトで外す。
その際、マジックでシャフトとナットにマーキング。
・ 前側のプーリー一式を外す。
・ 後ろ側のクラッチ一式をベルトと一緒に外す。
・ 前側の新たなウェイトとプーリーを組む。
・ 後ろ側のクラッチとプーリーを分解する。
その際、45mmナットをパイプレンチで掴んでゴムハンマーで
叩いて緩め、更に押し付けながら手で回して外す。
あ、ここでも、やっぱりナットとシャフトにマーキング。
・ 新たなクラッチとスプリングを組んでナットを締め付ける。
・ ベルトを取り付けクラッチ一式を取り付ける。
・ 気合と辛抱でベルトを前側プーリーに馴染ませながら
既定位置までナットを締め付ける。
・ 先日のブログに書いた逆の手順で組み上げる。
と言う事で完成!
とは言っても、まだオイルとフィルター、ブレーキパッドの交換を
せんなんけど、こんな作業は作業の内に入らずでんがな!
そして、写真のものが交換したノーマル部品。