横好きオヤジの見聞録

何をやっても二流か三流で一流にはなれない下手の横好きなオヤジの日記

オオスズメバチ

今日、午前9時半頃に仕事から帰宅。

昼前から、また仕事に行かなけりゃならなかったから、

今日もサササっと朝食を済ませてお墓参りに行った。

と言っても、先日の日記のとおり我が家から歩いて十数秒。

で、こないだは分からなかったけど、墓地に行く途中の山の

斜面の切り株に大スズメバチが営巣していた。

我が家から直線距離にして10mのところ。

巣から飛んでいくハチ、巣に戻ってくるハチ、巣の入り口で

敵を警戒するハチがそれぞれの仕事をこなしている。

家族で墓参りをしたのだが、巣の前50cmを家人が通ったのに

よくぞ襲われなかったと、変に感動してしまった。

私の父が、退治すると言ったが、他に通る人もないんだから

殺生せずに生かしてやって欲しいと言ってそのままにしてある。

何もしなけりゃハチも何もしないのだから。

墓参りは、人間が回り道をすれば良いだけなのだから。

ちなみに私はハチが好きである。

別にマニアってわじゃない。

ただ、ハチの生態は好きである。

1匹のハチは確かに一つの生命体なんだが、一つの巣を

中心とした彼らの生活そのものが一つの生命体だと思う。

子どもを生むだけの女王蜂、敵からの侵略から巣を

守るための者、餌を運ぶための者。

人間社会以上に組織的な社会なのである。

また、以前に我が家の軒下に営巣していたキイロスズメバチ

オオスズメバチに襲撃されたことがあって、それをビデオカメラで

撮影したことがあるのだが、それはそれは壮絶な戦いだった。

1匹のオオスズメバチに数十匹のキイロスズメバチ

テニスボール大になって抱え込み殺していた。

もちろん、その数十匹はそのときに絶命。

それを、襲来するオオスズメバチに対して何度も何度も

巣の中から新たなキイロススメバチが出てきて頑張っていた。

しかし、数十分後には圧倒的な数と力で勝るオオスズメバチ

全てのキイロスズメバチを殺しつくし、巣の中から幼虫を

餌として運び去っていた。

あれを見ると、それぞれの命の営みに感動せずには

いられなかった。

あ、そうそう、私も子どもの頃からハチにはよく刺された。

自転車に乗ってる時にハチが当たってきて刺されたり、

山道を歩いてて、オオスズメバチの巣の中に足を

突っ込んでしまい大群に襲われたりもした。

さすがに、あの時は左腕が太腿のようになっていた。

それから、ハチに刺されたら痛いがハチの毒は大したことはない。

あんなもの、蚊に刺されたものに毛が生えたようなもんである。

ただ、恐ろしいのは、ハチ毒に対してアレルギーのある人。

これは、アナフィラキシーショックと言って、アレルギー症状によって

死に至ることもある。

蕁麻疹が出たり、唇が腫れぼったくなったり、声が擦れたりしたら

要注意であり、すぐに病院に行く方が良い。

2006924