(スキー36日目)
昨日、帰りがけに滑った下のコースは、春独特の滑らない雪が積もっていた。
なので、今日は普通に滑るのは絶対に面白くないと思っていた。
案の定、黄砂が大量に降り注ぎ、雪は黄色くなっていた。
中国大陸から来る、汚染物質が付着した黄砂はどのれくらいの量になるのだろう?
で、一昨日と昨日、この時期にしては最高のパウダーを楽しませてもらったんで、
今日は久しぶりにプチ山歩き。
弾丸コースの上の蘓武林道から3線の上の尾根を歩きツリーラン。
さすがに雪は重くて、昨日みたいに板のトップが巻き上げるシャワーを顔面に
浴びるような滑りは出来なかった。
ただ、そこを歩いた者しか味わえない風景を楽しめた。
そして、あちこちで雪はズレて口を開けているところに、一昨日からの雪が乗ってる。
軽く3mくらいの深さがあったから、落ちたら這い上がるのが大変。
なので、滑る時はなるべくスピードを落とさず飛ぶようにしなきゃなんない。
それにもまして、困ったのは雪庇が続いてるから、降りる場所がなかったこと。
崩れる心配のなさそうな雪庇を探して、ロープを張って懸垂降下するしかないかなと
思ってたところ、何とか雪庇を蹴り落として降りられそうなポイントを発見。
ただ、降りた瞬間にその先の雪庇が崩落して巻き込まれたら一巻の終わり。
ビビりまくりながら突破。
そして、雪崩が起きてる斜面を滑る。
既に雪崩れてるから、もう雪崩れないだろうと安易な判断。
だって、雪崩れてない斜面は、いつ雪崩れても不思議じゃない感じが強かったんだもの。
写真では分からないけど、斜度は30から40度って感じで、木があるから雪が
着いてるって感じ。
こんな、とこで雪に埋まってたら、まぁ~誰も見付けてくれない。
そんな恐怖を楽しみながら3線降り場の上の深雪をバフバフ。
今日も寒い1日で雪が降り続いてたけど、視界が良かったから私的スキーには良かった。
普通の滑りをする人にとっては面白くなかったかも?
あ、そうそう、今日もオクカンのスキー場経営スタイルについて、関係者の人に
熱く語っておいた。
オクカンの素晴らしさは、コースを整備しないことと、一応は禁止テープを張ってるものの、
それを越えることを許してくれてること。
他のスキー場では、有り得ない自由な滑りを楽しめるのが奥神鍋なのである。
そして、他のスキー場からオクカンをホームに変えた人は数多い。
なので、そんな自由を求める者に対して、自己責任のとらせ方も言っておいた。
ゲレンデ外で発生した事故については、掛かった費用を請求すべきで、それも
掲示しておくべきだと…。
スキーにしても何にしても、自己責任とはお金で解決するしかないのである。
そして、そんなスキー場が、車で僅か15分ほど走ればあることに幸せを感じる。
山は、どこにでもある。
我が家も傾斜地に建ってて、家の裏の数mが山なので、間違いなく山の住人。
ただ、こんな素晴らしいスキー場が近くにあることこそが幸せなのである。
これからも、今の緩さを続けて下さい。
ってか、この緩さがなくなったら、オクカンの良さもなくなっちゃうし、お客さんも
少なくなっちゃうんで、そこんとこヨロシク!