近くも遠くもなく中途半端な距離にある能登半島。
その昔、もう36年前になるが、当時は今のJRが国鉄で周遊券ってのがあって、
それで能登半島に行ったことがあった。
っても、ただただ乗っているだけで、景色の記憶もない。
んな訳で、能登半島に行ってみたいと思っていた。
で、急遽だけど、時間が出来たんで一泊二日で能登半島行ってみた。
いやぁ~、良かったわぁ~。
見ても食べても泊っても良かった能登の旅。
千里浜、世界で一番長いベンチとか、とりあえず珍しいもんがある。
んでも、1つだけ怪しい名所があった。
ってのも、聖域の岬自然環境保護センターってとこ。
チケットを確認すると、あの有名なランプの宿が経営してるみたい。
空中展望台とか青の洞窟が売りみたいで、入ったら環境ガイド風のおネェーさんが
それらしく説明してくれた。
青の洞窟で白い石を拾ってきたら願いが叶うと言う一言に疑念。
自然の石を持って帰る???
洞門で、その石を拾ってみて思う。
これ、庭園用に使われてる雪華白那智とかじゃないかぁ~い!
周辺の磯に、そんな白い玉石はない。
もちろん、その時点でポイっ。
その洞門に行く通路も人工的なトンネルだし、洞門自体もコンクリート成型の
人工的青色照明尽くしだし、怪しさが満点。
後で、ガイド風のおネェーさんに「あれ人工的に入れてますよね?」と聞いたら
言葉に詰まりながらも正直に答えてくれた。
ゴメンね、おネェーさん、正直な貴方に好感が持てるんで許してあげよう。
ただ、許せんのはランプの宿かもしれん。
自然環境保護センターってな名称を使いながら、自然環境を破壊しつくしている。
ってか、あんなことして良いんかい?
今日も多くの人達が入場料1500円/人と言う高額な料金を搾取されている。
昔は、いつかはランプの宿に泊まってみたいと思ってたけど、こんな詐欺宿には
泊まる気はなくなってしまった。
能登の観光協会も、名所からは外した方が良いと思う。
そして、ランプの宿は「自然環境保護」の言葉を使うべきではない。
観光地でやってはいけない、最たるものなのである。