整備して調子良くなった6Vカブだけど、燃料コックの俗称レンコン、つまりパッキンが
経年劣化で燃料漏れしてて、それだけが直せてなかった。
ってか、燃料コックは非分解式で燃料コック自体を交換しなきゃなんないんだけど、
既に部品は入手不可能。
そこで、今までも何台かやったことがある非分解式燃料コックを分解しての
パッキン交換修理。
カシメ部分をドリルで削ってカバーを外して、細いドリルで貫通しないように
穴開けしてタップでネジを切ってスクリューネジで分解可能式に改造。
そして、肝心のパッキンは専用のものは売ってないんで他車用の流用。
色々と調べるとモンキー用がサイズも同じだったんで注文して入手。
税込み192円。
左が劣化した純正品で、右がモンキー用。
ゴム製の部品なんて消耗品なんだから、燃料コックは分解式で作って欲しい。
何十年経っても部品供給をしてくれるなら良いけど、そうじゃなけりゃ、
消耗品は取り換えられる作りにしとかなきゃダメだと思うの!
カブのカブたる所以は、きっとそう言うこよなんじゃなかろうか?
本田宗一郎氏のスピリッツは、きっとそうであったに違いない!
ちなみに、燃料ホースを外した時の燃料止めにはドリルの歯が便利。
+ドライバーでも良いんだけどねぇ~。
なんて勝手な妄想をしながら燃料コックを組む。
そして、完璧に燃料が止まった。
経年劣化のも直しようによっては直るのである。
んで、もう一つは治ることがない経年劣化。
先月の31日に退院した父を介護サービスを受けながら在宅介護してるんだけど、
中途半端に元気なボケは大変。
介護離職をする人の気持ちが分かる。
ってか、本気で退職して介護にあたらなきゃなんないかも?
今のままだと、至急の仕事の要請にも応えられないし、通常の仕事ですら
満足に務められそうにない。
このままでは、職場に迷惑を掛けるし、私の精神も崩壊する。
介護サービスを受けても浴びる在宅介護の洗礼。
なんせ、落ち着いて自分のトイレにも行けないし、犬を散歩にも連れて行けない。
ちょっとした自分の用事をしたい時も連れて行かなきゃなんないし、車の中で
待っておくように言っても出ちゃって行方不明。
認知症や精神異常の家族を監禁したり、時には殺める人がいるけど、その気持ちが
分かってしまう自分が悲しい。
人間の経年劣化は治すことが出来ない。
悲しき懸念劣化である。
あと25年もしたら、私も呆ける。
いや、25年も掛からないかも?
太く短く生きて、良いタイミングで死にたいものである。
一部の心身共に健康な人を除いて、長生きは本人も家族も地獄なのである。